南米スキープラスアルファーの旅

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9月11日(日)気温15度 マチュピチィヴィレッジより

チリやアルゼンチンでの南米スキーの帰りにはクスコ、マチュピチュ、ナスカ(ペルー)まで足を伸ばしてインカ文明、世界遺産を辿る旅を組み合わせることがさらに価値を深めます。
インカ、アステカ、マヤなど中南米にはヨーロッパの入植以前に、素晴らしい文明や文化が存在していたのは周知のことです。とくにマチュピチュは9代皇帝パチャクティー、ペルーの人々には天才皇帝といわれています。2007年に世界遺産になってから世界中から人々が訪れるようになり、今は昔よりさらに規制が厳しくなりました。インカの中心というと標高3400mに位置するクスコですが、激しくなるスペイン支配を予測したのか?クスコから約120kmも離れた深い山間に秘密の軍事拠点マチュピチュはひっそりと築かれました。麓の村、アグアカリエンテスの市役所には、実はスペイン人がマチュピチュを訪れていたという記録があるそうです。いろいろな本にはスペイン人が発見できていないから、遺跡が壊されていないという見解ですが、スペイン人もこれだけの天空のマチュピチュを見たら、本国に報告せずにこの美しい文化を守ろうとしたいに違いないと思います。
スキーヤー一行は、熱心に全ての遺跡観光をした後に、インカ橋まで足を伸ばしてさらに感動したところです。
朝靄に浮かび上がるマチュピチュとそれを見守ってきたアンデス山脈の6000m級の山群が連なるブルカバンバ山群とのコントラストはあまりにも神がかり的な風景です。遺跡散策中はかなり、うす曇りでしたが、午後には青空のもと太陽が差し込み風景も一変した感じです。
マチュピチュ山に登って遺跡を見下ろすのも良い、夕刻までたっぷりと古の世界と対話するのも良し、南米スキーを挑戦したからこそ訪れるインカの世界に参加者とともに観光ツアーとは違う価値観を再認識したところです。

画像1マチュピチュへの鉄道
画像2マチュピチュ遺跡が朝きりの合間に浮かぶ
画像3インカ橋とどっしりとした石組み

エスコート 水澤 史

カテゴリー: マチュピチュ&ペルー観光   パーマリンク