9月2日(日)曇り気温22度
南米スキー&マチュピチュの旅の最終日はクスコ滞在です。
南米スキーの旅、最終日はインカ帝国の拠点であったクスコ散策をしました。標高3400mの高地に誕生したインカ帝国が繁栄からスペイン支配によって衰退するまでを垣間見ることができました。私達が訪れたマチュピチュ遺跡が第9代パチャクテイ皇帝によって勢力を拡大し、続く皇帝達がアンデス山脈を北はコロンビアから南はチリまでアンデス山脈一帯を支配していた全盛期、このクスコはインカ誕生は勿論、1530年頃から次第にスペインのペルー総督となったフランシスコ・ピサロによる時のインカ皇帝の生け捕り、そして幽閉しながら、その実権を握り最終的には殺してしまうことでインカ帝国は滅亡の道を辿ることになってしまったのです。
それにインカ皇帝のアタワルタがインカ群を総動員して立て篭もったのがこの「サクサイワマン遺跡」である。クスコの街を見下ろす高台に位置するこの広大な遺跡に圧倒されると同時に約500年のインカ帝国の歴史に幕を閉じることをツアー参加者が実感されたようです。
それからは南米独立の雄「サンマルティン将軍」がペルー建国までスペイン植民地としてクスコが繁栄したのです。インカの高い石加工技術の土台(かつてはインカ皇帝の宮殿等)を利用して、その上にカトリックの象徴である教会を立ててスペイン統治を進めて行ったようです。
参加者の声としてあまりにも「マチュピチュ&ワイナピチュ登山」が印象が強く、クスコ滞在は歴史的には理解できるのだが、インパクトがマチュピチュに適わないとのこと!それだけ第9代皇帝「パクチャク帝」が強い影響力があったのでしょうか?
観光後はペルー料理の夕食を楽しんでリマへと移動となりました。
ペルーの首都、リマではスペイン統治の旧市街地や太平洋を眺める新市街地の「恋人岬公園」、遠くの十字架がライトアップする海岸線など経済発展するペルーの中心リマを最後の訪問地として楽しみました。
それ以降は番外編をアップします。
画像1:クスコの市外地をアレマス広場周辺から
画像2:インカが誇る石加工技術の象徴12画の石
画像3:リマの海外線から眺める十字架のライトアップ
エスコート:水澤 史
私達が訪れたサントドミンゴ教会・協会修道院(コリカンチャ)、コンパーニャーデ・ヘスス(イエズス会)、カテドラル等はまさにスペイン統治がインカ文明の上に建てられてたそのものです。サクサイワマン遺跡の破壊された石を使用したと言われています。